普段、私たちは無意識の悪習慣を身につけています。これらの習慣が、自身の身体にどのような影響を与えているかご存知でしょうか？

「椅子に座る際にいつも同じ足を組む」「背中を丸める」といった長年の習慣は、じわじわと身体のバランスを崩していきます。この癖が長く続くと、骨盤や関節といった体を支える土台自体が歪んでしまいます。

骨盤を例えるなら、それは家の基盤のようなものです。自然災害があれば、家の基盤が傾いてしまい、家はその場所に立っていられなくなり、やがて住めなくなってしまいます。人間の骨盤もまさに同じです。

骨盤が開いたり歪んだりする状態が長く続くと、骨盤付近の筋肉が正常に機能しなくなり、血液の循環が滞ってしまいます。その結果、痛みやコリ、しびれなどの不調が引き起こされるのです。

また、骨盤がゆがむということは、骨盤そのものが終始開いた状態にあることを意味します。特に女性の場合、妊娠・出産という人生の大イベントを経験することになります。この時期に起こりがちな不調や体形の変化も、骨盤の歪みが原因である可能性が高いのです。